母乳育児について

ちょっと遅くなりましたが、先月母乳育児支援の講演会に行ってきました。とってもいい内容だったので、資料からいいところを私なりの言葉でピックアップして載せてみたいと思います。これから子供を産む方にとっても、とてもためになると思うので参考までに読んでみてくださいね!

・世界中の子供たちのことを考えているWHO(世界保健機関)/ユニセフ(国連児童基金)では生後6ヶ月間母乳だけで赤ちゃんを育てる事を勧めています。そのメリットとしては感染症にかかりにくい、アレルギーになりにくい、消化しやすい、将来的にも様々な病気になりにくい、お母さんの健康にも役立つ・・・などなど。
・6ヶ月を過ぎた後も子供の栄養面、発達面、養育面において母乳を与える事の重要性は変わりません。(2歳もしくはそれ以上母乳育児を続ける事を推奨している)赤ちゃんが一日に必要な総エネルギーのうち生後6〜8ヶ月では約70%母乳から得る事ができます。9〜11ヶ月で55%、12〜23ヶ月で40%。母乳だけで足りない分を栄養価の高い食事で、子供の気持ちに添った食卓にする。(亜鉛、鉄などが不足しやすい)
・母乳育児は生活習慣病(メタボリックシンドローム)のリスクも少なくします。

他にもたくさんありますが、簡単にこんな内容でした。日本では離乳食(乳から離れる)という言葉が一般的ですが、世界的には補完食(栄養を補う食事)という考え方が主流になってきているみたいです。
ちなみに子供が1歳くらいになると、おっぱいは水みたいになるからやめなさい、などという人もいるようですが、栄養は変わらないそうです。ただ足りなくるだけなんですね〜。そして子供によってそれぞれ違うから一概に「○ヶ月だから」と無理やりテキストどおりやる必要もないのです。まー、目安ということですよね。お仕事復帰とか、病気とかで、泣く泣く断乳という方もいらっしゃるでしょうが、お仕事の場合は朝晩だけとかでもいいみたいですよ。私も姫がいらないと自分で卒業するまで母乳育児続けられたらと思っています。

あと虫歯の話もありました。
ジュース、イオン飲料、乳酸飲料などなど体にいいと言われるものでもとても糖分が多いので気をつけたほうがいいこと。これは乳歯の使用期間12歳ごろまで特に気をつけたほうがいいみたいです。糖分が虫歯菌の栄養になり、虫歯菌がおしっこやウンチ(歯垢)を撒き散らし、それをそのままにしたまま母乳や果糖、砂糖を取ると酸が発生。子供のやわらかい歯は溶けてしまいます。(もちろん大人も同様ですが)
そこで歯磨きと、唾液の分泌の重要性が語られるわけです。
歯磨きはわかりますよね。でも唾液については初めて知りました。
・食事をとると、2〜3分でプラーク(歯垢)中のph(酸性度)が酸性に傾き脱灰がはじまります。唾液の力によって約20分〜40分間でプラーク中のphが上昇し、再石灰化がはじまります。(歯が溶け出すのをやめさせる環境に変えてくれるということ)
・特に寝ていると唾液は出なくなる&口じゅうにまわらなくなるから寝る前の歯磨きは大切。
特に上の前歯は危険。上前歯が生えてきたらご用心!?

ふーっ、ざっとこんな感じです。長くてすみません。もっと知りたい方は個人的に連絡ください。
こういうのってなかなか分かりやすく最新の情報が入ってこないから、一度講演とか聞けるとためになるな〜としみじみ。
とりあえず、うちはまだ歯ブラシも買っていないので、早速買ってこようと思っています。慣れさせるべしっ(^^)